小学校高学年週1英語必須化への社説(信濃毎日)・英語・英会話・TOEICに関する情報を集めています。

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小学校高学年週1英語必須化への社説(信濃毎日)

小学校高学年週1英語必須化への社説(信濃毎日)がありました。

小学校高学年英語1時間必須化について懸念を示す見解になっています。小学校教師側の英語教育の準備不足と英語教育能力の格差が問題である!という意見のようです。確かにどんなに良い制度を施行しても、制度を担う人(英語を教える教師側)の準備ができていなければかえって逆効果になりかねません。でも、英語を小学校でも重視しましょうという方向性は評価できるものだと思うのですが…。

小学校で英語を必修とする可能性が高くなってきた。中央教育審議会は成績を付けない「英語活動」として、高学年で週1時間程度を割り当てる素案をまとめた。

 英語必修は保護者の期待が高い。小さいころから慣れ親しむのはいいとして、誰がどう教えるかが問題になる。十分な人員や教材の手当てがなく、担任の頑張りに期待するようならば、現場を混乱させるだけだ。無理に必修化しない方がいい。

 「英会話」は子どもたちの習い事の中でも人気が高い。幼児期から習わせるのは、早い時期から始めれば英語を習得しやすいだろうという親の期待からだ。文部科学省の調査では、小学校での英語必修に賛成する保護者は7割に達する。

 すでに大半の小学校で「総合的な学習の時間」などを使って、英語の授業が行われている。しかし、学校の取り組みによって、年間の時間数も指導内容もばらばらだ。

 この状態を踏まえ、「教育の機会均等」のために、必修化の方針を中教審が打ち出した。正式に決まれば、2011年度以降に5、6年生で英語の授業が始まる。

 素案によると、小学校の英語はコミュニケーション活動を通じて国際感覚を育てることを狙いとする。授業は学級担任を中心に外国人の指導助手らと共同で行う。全国共通のテキストをつくり、リスニングなどの指導にはCDやDVDを活用する。

 問題は、必修化した場合、英語教育のレベルアップに本当につながるのか、いまの教員や指導助手で対応できるのか、ということだ。


 
小学校教員の免許は、英語指導を前提としていない。必修化すれば学級担任による授業が中心になる方向で、大半の教員が英語指導法の研修を受ける必要がある。言葉を教えるのに、CDやDVD頼みでは心もとない。

 これでは、ただでさえ忙しい教員の負担を増すだけだ。音楽などと同様に、専科の教員を置くならば大幅な人員増が必要になる。

 早期教育をすれば、英語の習熟が早いという説は見解が分かれる。外国語より母語の習得が先という意見も根強い。そこを押し切って必修化するなら、小学校の英語導入でどんな成果を目指すのか、明確な説明が必要だ。

 あらたな教育格差が広がる可能性にも注意がいる。親の経済力や熱意、地域の英語教育環境が子どもの英語力を左右しないか、心配だ。

 国際化時代を生きるには、英語を話せる方がいい。ただし、うまく話すより、何を伝えるかが大事なことを忘れてはいけない。


それはおっしゃるとおり。

(引用:信濃毎日新聞)