百年コンサルティング、鈴木貴博さんによる英語世界事情解説・英語・英会話・TOEICに関する情報を集めています。

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百年コンサルティング、鈴木貴博さんによる英語世界事情解説

百年コンサルティング、鈴木貴博さんによる英語世界事情解説記事発見。

百年コンサルティング代表取締役、鈴木貴博氏が選んだ必読本「フラット化する世界」についてのコメントが現代の私達が持つべき世界観(フラット化)を考える上で大変参考になりました。

曰く、
1492年、クリストファー・コロンブスが「地球は丸い」ことを発見してから約500年の後、トマース・フリードマンは新たな発見をする。いつの間にか「地球はフラット(平ら)」に変わっていたのだ。地球の裏側にいるはずの人たちが、現代人の生活シーンではすぐそばに存在している。

この本には“平ら”になった地球での驚くべき事象が数多く語られる。

米国のあるマクドナルドのドライブスルー店舗で、ドライバーがマイクロフォンに向かって注文をする。ドライバーは自分が話をしている相手が店内にいるマクドナルドの店員だとばかり思っているが、実は話をしている相手は遠く離れた場所にいるコールセンターのオペレーターである。

忙しい店内の従業員に注文をするよりも、その方がサービス時間が短縮できるとフリードマンは言う。コールセンターでいったん注文を受け付けて、オペレーターが店内の画面にドライバーからの注文を戻す。店内では次々と画面に現れるオーダーを紙袋に詰め込んで、窓口にやってくるドライバーに代金と交換で引き渡す作業に専念できる。

以前、長距離電話代が高価だったころは、とてもそんなやり方があるなどと考える人はいなかった。ところが西暦2000年を超えたあたりから世界の状況が変わってきた。世界中に敷設された光ファイバー網に膨大なキャパシティの余剰が発生したのだ。クリントン政権の副大統領だったアル・ゴアが提唱した「情報スーパーハイウェイ構想」に乗って、世界中のキャリアが膨大な光ファイバーへのインフラ投資を推し進めた。

インターネット・バブル時代を通じて、この投資は過剰なまでに過熱した。多くの新興企業がこの分野に参入し、競争は激化した。その最も熱い時期に突如、バブルが崩壊する。結果、ワールドコムをはじめ、いくつもの新興キャリアが破綻し、後には過剰投資された巨大な光ファイバー網がただ同然で利用できるという現実が残った。

なるほど、
単純に地理的にフラット化するわけではなくインターネットや移動手段の高速化で実質的にフラット化(世界中どこにいても同じ)しているっていう意味ですね。で、面白かったのがインドはもともと英語が公用語になっていて、最近では、なまりを直して米国向けのコールセンター業務を遂行したりしていると、米国のユーザーからインドにいることをなかなか理解してもらえないことが多いってこと。

IT機器で言葉の壁さえなければ、すでに地球はフラット化=グローバル化したってことですね。ってことはやっぱり英語力は重要さを増しているわけですね。

曰く、
フリードマンの発見した地球のフラット化は、このブロードバンド光ファイバー網がきっかけとなり、その他もろもろの新たな「力」によって加速されているという。インターネットはその「力」の最たるものの1つである。

この書籍は、21世紀に入ってからの我々の現実社会が、いかにフラット化のパワーに影響を受けているかが再確認できる。例えば、米国の知識労働者の仕事の多くがインドへと移転している。ITの世界にいると、インドへ移転するのはプログラム開発の仕事だろうと思いがちだが、現実はそれにとどまらない。

インドは英語圏だ。しかしながら普通のインド人がしゃべる英語はなまりがきつく、英語が不慣れな日本人などは英語同士でも会話を成立させるのが難しい。最近のインドでは、このなまりを矯正する訓練が進んでいるそうだ。それもただ共通語に矯正するのではない。東海岸なまり、西海岸なまり、南部なまりなど米国メインランドの様々な地域のどれかに合わせて矯正する。

そのようにして訓練されたインド人たちは、それらの地域からかかってくる電話に対応するコールセンターオペレーターとして配属され、通信販売やメーカーのサポートなど様々な仕事に対応する。メーカーのサービスセンターに電話をかけてくる一般の米国の消費者は、まさか自分が話しをしている相手がインドに住むインド人だとは思っていない。それはそうだ。電話の向こうで完璧な東海岸なまりで対応するオペレーターが海外にいる外国人だなんて。あまりに親切なオペレーションに感激したおばあちゃんから名前を聞かれることがあるが、そのときにはお互い少し戸惑うそうだ。自分がインドにいることをお婆ちゃんに理解してもらうことは確かに難しい。
さらに知識レベルが高いとされる公認会計士の仕事も、どんどんインドに移転している。顧客から預かった帳票類をスキャナーで読み込んでインドに送る。インドでは、米国が夜のうちにそれらの帳票をコンピュータに打ち込んでいく。そうすると米国の会計士に依頼するよりも早く、正確に税務申告書類が仕上がってしまう。

本書の圧巻なのは、このようなトレンドを踏まえて、将来どのような職業が競争にさらされるかを予測している点にある。公認会計士の仕事は世界中に競争相手が出現する、とても危うい仕事である。少なくともグローバル競争の可能性という点では、公認会計士よりも理容師の方が安全だというのだ。

未来のことは予測不可能なことも多いが、21世紀の世界が行き着く先を考えるには示唆の多い、まさに名著である。

読了、ITと移動手段の進歩で世界はほんとうにフラット化=グローバル化=一体化してしまっている、語学力アップはとても大切な鍵になりますね。勉強になりました。ありがとうございます。


(引用:日経BP)

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